2011年7月26日火曜日

医療安全主催! CVC処置技術演習!

自分が写るのは好きではないのですが・・・ 研修医・若手看護師・指導医・事務の方の応援の図です
CVC講習会は医療安全委員会主催で、3年前から開始しました。
初期研修医の手技の CVCシミュレーション実習
              若手看護師の 『清潔操作』実習♪コラボ♪  です。

大学病院などと異なり、スキルスラボみたいなものは、地方病院にはありません。
だからといって、手技を行うにあたって、シミュレーションなしというのは許されません。
”不潔”になったCVCキットはありますが、これを『個人で勉強してね!』でもなかなか進まないものです。

ちなみに当院の研修医に伝えていることは
 ◆ See one, Do one, and Teach one の間に、
                    Read one, Simulate one を挿むこと:
    見て、やって、教える というステップの間(見ての次、やる前)に
                    成書を読んで、シミュレーションをしてから臨む ということ
 ◆ 基本は 2アウトチェンジ
    手技に関しては責任は自分持ち、
     2回失敗したら3回目は行わない(もちろん1アウトチェンジもありです) ということです。

 それで、ある一定の時期に研修医を対象にシミュレーション実習として、行うこととしています。合同の実習になるので、それまでに『スムーズにシミュレーションができるように勉強をしておいて』とお願いすると、シッカリできるものです(実際できるかどうかは別なのは仕方がありませんが)。PowerPointでファイルを作ってもらうのも1つの課題でもあります。

 それで、看護師さんと合同実習にすることによって、大きなメリットをうみだせないかと考えてみたものです(大きなメリット = 実習後の看護師さんとの合同飲み会 です・・・ ウソです)。
 看護師さんには『ラダー○』などのランクがあり、この学年では清潔手技の助手にはつけないなどの制約も実はあるのようですが、今までも『あまりCVC穿刺についたことがないので・・・』といった話をよく聴きました。実際の物品を見たり触ったりすることや、どんな手技が行われるのかを想定して動くこと、手技での注意点や物品の準備(院内の物品の問題点やコスト意識)なども共有することによって、より良い文化が創れると思っています。
 
 今回は医師18名と看護師40名を含む68名の研修会になりました。
 CVC穿刺用の人形を借りるだけでなく、リスクマネジメント委員の方には患者役(ソケイ部穿刺用)として、一肌脱いでもらいました(もちろん、ズボンは脱いでません)。ありがとうございました!

 まだ院内のCVCの整理やCVC挿入の認定制度、マニュアル整備など、難しい問題も抱えていますが、現場レベルでできることをシッカリやっていくことが重要だと思っています。

 ちなみに研修管理委員会と医療安全委員会の風通しはいい方がいいですね。研修医が絡むところに医療安全的なヒントは隠れているものです。”委員会だけでの顔合わせ”ではないことが重要だと思っています。

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