当院の話題の前に・・・
今回、被災された方、その復興に尽力されている方、そのような方が身内・友人などにおられる方など、多くの方が心身ともに疲弊されているのではないかと思います。なかなか大変なことですが、いい方向に向かうことを願っています。
当院は非被災地域ではありますが、自分たちにできることを冷静に考えて、行動していこうと思っています(当院にもDMAT隊員の方がおられ、活動されておりました)。
さて当院の話題に戻ります。
先日、当院での初期研修修了式を行いました。2年前に一度行いましたが、昨年は対象者がおらず、修了式を行いませんでした(2008年度の管理型研修医0名)。
2009年度から研修体制を少し変え、第一期目の管理型研修医4名が無事修了(予定)でしたので、たすきがけ型研修医(当院で1年目:京都府立医大附属病院で2年目)2名も加えて、6名を送り出しました。
当日は医師だけでなく、看護師・薬剤師さん、各技師さん、事務職員さんにも参加していただけました。
それで・・・
1:研修制度の説明 を川島から行いました。
医師にとっては”当たり前”の研修制度ですが、看護師さんを含めたパラ・メディカルの方には、ローテーションのことや、マッチング、管理型とたすきがけ型の違いなどもわからないかもしれないですし、もしかすると研修医と専攻医の区別もついていないかもしれません。院内の多くの人に研修制度を理解していただくことは本当に重要だと思っています。
さらに来年度の研修医についても説明させていただきました(国家試験、通ってくださいね!)。
また医局や京都府立医大との関連がない方や福知山(近隣)が地元ではない方が集まっていることなども知っててもらう情報かと思っています。
「教える・教えられる文化」 や 「失敗を責めない文化」 を創り、
「態度や姿勢を含めて研修医を育てる」
「研修医が帰って来たいと思える」 雰囲気 を 院内全体 で醸造していければと思っています。
これは2年前にもお話させてもらったのですが、”リマインダー”の要素も含めて、2年に1回は話をさせていただく予定にしています。
2:研修医からのプレゼンテーション
この2年間(たすきがけでは1年間)で当院で得たものをスライドでまとめて5~7分のプレゼンをお願いしていました。
皆、忙しい勤務のなか(レポート作成で忙しかった・・・?)、スライド作成を頑張ってくれていました。
写真をいろんな意味で上手に用いていたり、ある意味 ”えっ” と驚く表紙のスライド(参加していた人はわかりますよね)があったり、皆さん、臨床的にも人間的にも成長したんだなぁと感じる時間でした。
3:修了認定
そのうえで、香川院長よりお言葉をいただき、2年目研修医に修了書が授与されました(まだ最終日ではないので、 『取り上げもありえる』 という条件付でした!)。
最後に・・・
4:記念撮影
参加してくださった多くの人たちとともに記念写真を撮りました(多忙にてお帰りになった方もおられて残念でした)。上記の写真は、送られる研修医6名と管理型として残る1年目研修医のうち2名での写真です。
研修病院には、修了式の全体写真、入職時の全体写真、各個人の写真などが廊下に堂々と掲示されている施設もあります。当院はまだそこまでの文化はありませんが、各卒業生が胸を張って 「市立福知山市民病院出身です!」 といってくれると、それだけで嬉しく思います。
今回の一期生は入職時に1年上の先輩がおらず、研修制度もまだ十分に整っていない中、頑張ってくれた本当に貴重な存在でした。
ある意味、初期研修の踏み台・・・いや、 礎(いしずえ)を築いてくれた世代 だと思って感謝しています(現在、3年目の堀田 祐馬先生も大きな存在ですが・・・)。
5:進路
2年修了した研修医の進路ですが、大学院進学が1名、循環器・小児科・整形外科に進まれる方が1名ずつ(3名とも京都府立医大の医局にお世話になります)でした。
入職時と同じ進路の人と、この2年で影響を受けた人がいます。
皆さん、それぞれの道で頑張って、グングン成長して (体重ではありませんよ!) 、当院もしくは当地域に何らかの形で戻ってきていただいて、一緒に仕事ができることを楽しみにしています。
2年間、お疲れさまでした!
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