今年の標語は、「 命を守る政策を! 」であり、
WHOのテーマは、「 たばこ産業の干渉を阻止しよう 」となっています。スゴイ!
当院でも毎週木曜日に禁煙外来があります。
禁煙外来があるということは、ニコチン依存管理料を算定できる施設認定をとっていて、実際、当院は敷地内禁煙となっています(職員さんでちょっと外に行って喫煙している光景は・・・ ちょっと残念です・・・)。
川島自身は、日本禁煙学会認定 禁煙専門医で、現時点で禁煙外来の担当医師は川島のみです。
ただ、喫煙習慣というニコチン依存症にかかられている方が多いなか、『 タバコ、やめなさいよ! 』だけでなく、適切な禁煙支援を行える医療従事者が増えてほしいと心から思っています (喫煙者に 禁煙外来を勧めるだけでも、大きな一歩 です:禁煙外来の取決め 《薬物の副作用や受診回数、外来のみが保険適応などといったこと》 や施設の実績管理も適切に対応できれば他の医師も本来は処方 可です)。
さて、今日は世界禁煙Dayなので ・・・ ですが ・・・ 外来は・・・ 少なめでした。
実は今年から総合内科をローテートしている初期研修医に隔週で外来を見学してもらうようにしました(初期研修医の習得目標に予防医療という観点もあります)。
隔週というのは、禁煙外来のスケジュールが偶数(初診⇒2週⇒2週⇒4週⇒4週の計5回)ということもあります。
禁煙支援のカウンセリング( = 外来での説明)も適切に、そして慣れれば、短時間で効果的にできると思います。1つの臨床スキルなので、絶妙トーク(?)を見てもらっています。
禁煙外来グッズ:舌圧子やインフルエンザの綿棒は商品名隠し・・・で、もちろん使ってません |
禁煙外来の仕組みやニコチン依存症についてのレクチャーも、必要に応じてやりたいなぁと思っていますが・・・。
2010年10月には福知山近隣の医療機関の禁煙外来をやっている医師・看護師・薬剤師さんなどが集まった勉強会もありましたが、そういった取り組みが広がるといいなと思っています。
個人的には、中学や高校などにも出ていきたい・・・という思いもあるのですが、今は立場をわきまえて、院内をシッカリ改善していきたいと思っています(実は性教育や死生観、急変時対応などにも興味はあるのですが・・・公衆衛生学的なアプローチを実践するのはまだまだ先になると思っています)。
禁煙支援という臨床スキルをいつ習得するのか、習得したいと思っているのか、というのも1つの臨床研究になるリサーチクエスチョンでもあり、今年度中に動き出したいなぁと思っています。
駐:飲み会での川島の動きが不穏であれば・・・ 目をつむってくださいね。結構、腹黒かったり・・・
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