2012年11月7日水曜日

総合内科スタッフ・専攻医の興味ある領域:勉強会・発表など:2012年秋

フットサル という言葉はご存知でしょうか?
簡単にいうと、
 少人数でやる、比較的小さなコートで行う、小さなボールを使ってやるサッカーです。
そんなこというと、怒られますね! 実はかなり緻密なスポーツです。

そのフットサルのワールドカップが現在タイで行われています。
King KAZU  こと、
   三浦 和良選手が日本代表に選ばれていることからも注目を集めていますよね。

初戦のvs. ブラジル戦 は完敗でした(大会前に日本で行われたテストマッチでは引き分けでした)。
第2戦の vs. ポルトガル戦 は、開始早々に立て続けに失点し、あぁあぁ・・・でしたが、
後半は 秘策 (奇策?)が的中し、なんと 引き分けて 勝ち点1 をもぎ取りました!

そしてあと数時間後に迫った vs.リビア戦 での結果次第では予選通過も期待できます!! 
と、盛り上がっているのですが・・・ 残念ながら地上波の民放での放送がありません・・・
裏番組・・・ではないですが、有料の衛星放送ではやってるんですよね:ただ、はいってません・・・
決勝トーナメントに進出した時に放送があることを期待します!

さて、相変わらず前置きが長かったですが・・・
今回の京都GIM(11月02日)の 裏番組 では、
                             院内で鈴木 龍児先生による『膿胸』のレクチャーがあったようです。

膿胸のマネジメントに関しては、感染症診療・呼吸器診療・救急診療・予防医療 での診療の質の高さを反映すると思うのですが・・・ まさに 当院 総合内科得意な領域だと思います!
当院での診療の質も改善してきている ”ような” 気がしていますが、
                                                                                明確に述べれる指標がありません。
ただ、適切な診療に必要な 
  • PK/PDを意識した抗菌薬投与
  • 嫌気性菌を意識した培養検査 (嫌気ポーター®) の使用
  • ウロキナーゼ®の使用も考慮した ダブルルーメンのチェストチューブの使用
  • 救急での診療/時間外での対応
  • 齲歯に対するアプローチ             と実践できているように思います。

全国の医療機関でのDataも取ってみたい・・・とも思うのですが、Negative Data の集計(できてないことを報告するのは・・・集まらないかも)は難しいのかなと勝手に思って何も動いていません:Quality Indicatorの1つとして、全国集計とかがあってもいいかもしれませんね。

もうひとつの 裏番組 では、認知症関連の講演会が近隣施設でありました。

その情報も・・・鈴木 龍児先生がまとめて報告してくれていました。ちょっと 罪悪感 (後述)。
報告というのは当院の総合内科内でのMLで、
                              ちょっとした勉強会に行ったときにその内容を報告してくれるものです。
必要時はDrop Box内に資料をいれてもらうこともあります。

【過去のブログにも記載】:http://fukugim.blogspot.jp/2012/05/ml-dropbox-formman.html

自分自身が臨床教育に携わっているなかで、院外での勉強会の情報共有をどのようにしたらいのか・・・というのが課題ではあったのですが、このML+Drop Box(+Face Bookを使っている施設もありますよね)が1つの鍵なのかもしれません。
※ 近日中に 総合内科スタッフ・専攻医が出席した勉強会のこともちょっと触れます

罪悪感 というのは・・・ 以前、自分が認知症関連の発表【駐】+基調講演をお聴きしたときの内容を、その勉強会までにML+Drop Boxに挙げるわ、と(自分に鞭打つためにも)言い続けていたのですが、間に合いませんでした・・・。すみません。

【駐】
プライマリ・ケアの現場における 認知症の診断過程とその後 ~治療は可能か?~  』
                         :8月18日:福知山・綾部医師会 学術講演会 
※ 個人的な話ですが・・・:初めて商業誌に 総論を書かせていただいたのが、次の文献でした(医師 8年目時) 
川島篤志。「痴呆」と片付ける前に治療可能な疾患を考えよう Medicina 2004 41:9;1438-41

さて認知症診療に関しては難しいところがあると思います。
適応 が???な方に対して(全ての認知症ではなく、基本的には Alzheimer型認知症 ) 、
本来の薬効 (基本的には治す薬ではなく進行を抑える/症状を緩和するなど)
適切な情報提供 が伝わっておらず (されているのだと思いますが) 、
高価な薬剤 を投与している方をみると、罪悪感 はないのかなぁ・・・と思います。

認知症関連の処方を厳しくするのは難しいと思いますが、この処方をするときには、
将来的な終末期対応や介護問題を議論することを必須とする
ぐらいがあった方がいいのではないかとも思っています。いかがでしょうか?

ちなみに、米倉 涼子さん主演のドラマの 裏番組 (?)の 研修医ドラマの前回のシナリオは、
前頭側頭葉認知症の症例がありました!
          :前週の番組予告を見ただけでSnap diagnosis!しましたが、誰からも褒めてもらえません・・・

ちなみに 罪悪感 というのは、京都GIMにも認知症の講演にも行かず、
                          裏番組 のフットサルにいった・・・と言うことではありません:冗談です。

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