当日、紹介された本です! |
昨今、教科書はたくさんありますが、いわゆる ”お薦め” を互いに紹介することがあってもいいのではないかと、昨年度末に行いました。これも結構ギリギリで行っていて、メチャクチャ教科書を持っていた鎌田 啓祐先生が去ったあとにしたこともちょっと残念でした・・・
あまり余裕がない+Negativeなコメントは少しMildにして掲載してみます(本を買ううえではNegativeなコメントも重要だったりしますが・・・)。
カンファ中に現2年目研修医の幕内陽介先生が書記をしてくれたものです!アリガト!
ちなみに原本は既に新1年生には手渡されました・・・:どう活用しているかはわかりませんが
【スタッフより】
□ Physical系
Drウィリス ベッドサイド診断:詳しいけどちょっと読みにくい。
手技が見えるvol1:分かりやすい
Secret シリーズ:小ネタ集
□ 感染症系
レジデントマニュアル:病気・菌・薬の3点から切っているところが実践的でわかりやすい。
□ 総合内科系
総合診療感染症科マニュアル;岩田先生のsoul的なところが面白くて良い。読み物として○
□ 救急系
レジデントノートのアッペ特集はお薦め
救急外来腹部診療スキルアップ:やや高度だが、診断学的に実践的でわかりやすい。
□ 研修医むけ
Saint&Frances入院・外来:病態・主訴別に、やるべきことを箇条書きにしているので調べやすい。ゴロも充実。コピーしてポケットに入れて使ってみよう。
ワシントン初期研修医必携マニュアル:カルテの書き方・入院患者のケア・マイナートラブルなど、教科書に書いてないけど知りたい情報が満載。
誰も教えてくれなかった診断学:診断学・臨床推論の先駆け。基礎的なことから詳しくロジックが書かれており、理解できる。
ex.Snap Diagnosis系2つ
□ 膠原病系
リウマチ膠原病診療マニュアル:まとまっていてわかりやすい。先駆け的な存在。
□ 精神科系
向精神病薬の選び方・使い方:内科医レベルでの、精神病薬の使用法について書いてある。
精神科の薬がわかる本:同上
□ 緩和ケア系
トワイクロス先生のがん患者の症状マネジメント:がんのみならず、終末期やその手前の患者のマネジメントについて参考になる。
ex.緩和ケアマニュアル:患者・家族との接し方にも言及しており、実践的。
【専攻医より】
□ 心電図系
心電図にまよったら・・・:不整脈に出会ったら:読み物として、心電図の正常/異常について考えを深めることができる
今さら聞けない心電図:今さら聞けないが実はよくわかってないことが書いてあって宜しい。
□ 感染症系
抗菌薬マスター講座:抗菌薬について基礎的なことが書いてあるので良い。
感染症ブックレット:トピック毎にまとまっている&表が多用されているのでので分かりやすい
□ 電解質系・糖尿病系
体液電解質異常と輸液:詳しい。わかりやすい。
糖尿病治療ガイド:DM診療の初歩。見やすい・わかりやすい・安い。
ex.糖尿病ハンドブック
□ 小児科系
小児科当直医マニュアル:小児科の当直をするすべての医師におすすめ。薬の容量から書いてあるのがよい。
【研修医より】
□ NST系
治療に生かす! 栄養療法はじめの一歩:栄養療法について初歩的なところから解説してある。なんもしらない研修医に。
ex.TNT勉強会のテキスト
□ 耳鼻科系
鼓膜を読む:耳鼻科医じゃない人にもお勧め。鼓膜の読み方が耳垢のない写真とともに書いてあるので分かりやすい。
□ 薬の処方と基本のDODONT(?):分かりやすい。
□ ICU系
ICU実践ハンドブック:分かりやすいが項目がちと薄い?
ICU/CCUの薬の使い方:必要な項目別に、薬の容量まで書いてあるあたりが実践的
□ 画像系
急性腹症のCT:Case形式にメジャー疾患を豊富に収載。診断別に書いてあるあたりが、知識の蓄積になる。
放射線科医の考え方:画像診断を形態学・病態的な面から書いてあるので理解しやすい。
ジェネラリストのためのⅩ線の読み方(?):XpとCTのリンクが書いてあってわかりやすい
胸部CTの勘所(?):分かりやすい
□ 整形外科系
手足腰診療スキルアップ:辞書的に使うのがよい。JATEC/JPTECの対応がまとまってて分かりやすい。日本語のゴロも充実。仲田先生の魂的な話もよい。
□ 救急系
研修医当直御法度:必携。すべての当直する研修医に最低限の知識をくれる。
Dr夏井の外傷治療裏マニュアル:外科救急の基礎的なことが載ってる。
一気に上級者になるための麻酔科マニュアル:挿管・ルート・Aライン・・・など、基礎的な事項が詳しい。研修始める前に読んどくとよい。
ex.診察と手技が見えるvol2 ERの裏技
小児の薬:薬だけでなく病態から帰す時のアドバイスまで書いてあるので良い。
母乳と薬:授乳中の患者に出会った時に効果を発揮する。
□ 検査系
血算の読み方・考え方:血算について書いてある。
□ 感染症系
感染症のエビデンス:詳しい。詳しすぎるがカンファにはちょうどよい。
感染症診療の手引き・通称ヨンフォード:安いがわかりやすい
□ 研修医向け
内科レジデントの鉄則:病棟で困りそうなことが詳しい。
レジデントノート別冊「攻める診断学」:病態別に書いてあってわかりやすい。
ex.考える技術
デキレジ:読みやすい。病棟での出来事について、できる人とできない人の問答がわかりやすい。
コンサルテーションスキル:面白い。とりあえず大人向け。
□ 腎臓系
腎臓病診療に自信がつく本:病態から説明してあってわかりやすい。一般的な事項について書いてあるあたりもよい。腎臓を学ぶ基礎に。
羅列ではちょっとわかりにくいかも・・・ですね。
カンファでは順々にコメントを言っていったのでもう少しわかりやすかったかも。
ちなみに昨年~今年にかけて、個人的に書評的なことを頼まれ、上記の本についても触れています(一部は商業ベースのコンテンツ?なので登録しないとみれないかもしれませんが、一応リンクを貼ってみます)。あと2つ、まだ掲載されていないものもありますが、時期が来たらリンクを貼ってみますね。
ある書評は、感染症の青木 眞先生、大曲 貴夫先生に続いて、コメントさせてもらっているので、何となく嬉しかったりします。
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