2012年5月15日火曜日

風邪ぐらい診れる?:5月8日(火) 9日(水) 13日(日)

 「かぜぐらい診れる」という表現は、よっぽどの名医か、臨床のことを知らない医師の表現のどちらかである。それほど、上気道炎は奥が深い疾患である。

上記の文は、JIMという雑誌の来月号で川島が担当させてもらった項目の文頭の言葉です。
                                             (自分の文書を引用するって・・・)

さて、内科医にとって、 ”かぜ症状” は新患外来でも救急外来でも対応するCommonな症状です。
ただ、知れば知るほど、難しいものです(以前、内科以外で病院勤務されていた医師がご自身のクリニックのHPで 診療内容 に ” かぜ ” と書かれていて、ご理解されているかなぁ・・・と心配した想いがあります)。

先週は ”かぜ” を 診れる ための、いい勉強会週間になった感じもあります。

まずは、福知山医師会との合同勉強会で、鈴木龍児先生から、『 咽頭痛のみかた 』 として、症例提示をしながら重要なポイントを話してくれました。

その翌日、救急カンファ後の勉強会で浅川麻里先生が、
お得意のネタの ” 『 かぜ 』 診療は奥が深い ” を若手に向けて話してくれました
(余談ですが・・・浅川先生スライドは 凄すぎます!:見やすい! ・ 楽しい!! ・ わかりやすい!!! って感じです:福井の林寛之先生の流れを汲んでいるから・・・かなぁ:羨ましいと思いながら真似できません・・・)。
当院に学外実習中の学生さんも参加!:毎日遅くまで残されて・・・

さらに日曜日のERチェックリスト大会の内科パートでも 咽頭痛 関連はあったので、繰り返し繰り返し勉強になったのではないかと思います。

ちなみに和田幹生先生も今後出版される予定の 「 病歴を意識した診断学の本 」 に咽頭痛のパートを任されていました。もちろん、浅川麻里先生も以前に執筆経験ありです。
※ 執筆関係のですが・・・ http://fukugim.blogspot.jp/2011/01/blog-post_25.html 早く更新しないと・・・

総合内科は 胸を張って ”風邪が診れる (とそれなりに思っているハズ) ” スタッフ揃いです!

※ 通常の感冒症状を 適切に診れる稀な and/or 重要な疾患を 見逃さない という意味です

さて、若手に必要なのは・・・ 知識・・・でなく、あとは 経験 になるのかな? 
意識していても わからないことはありますが、わからなかったら いつまで経っても 診ることができない(認識できない)ので、この貴重な勉強の機会を ずっと覚えておいて欲しいなぁと思います。

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