(+地域救命救急センターに1名)
これは、北近畿だけでなく、全国規模でも 大所帯 だと思っています:【参考】 全内科医は31名。※ 年度ごとの推移は右記参照:http://fukugim.blogspot.jp/2014/02/200904201402.html
当院 総合内科の役割に 臨床面 と 教育面 と明確に大きな2つがあります。
【病院HPにも掲載】 http://www.fukuchiyama-hosp.jp/sougounaika/sougounaika.htm
臨床面 では、下記のパズルがイメージしやすいかもしれません。
総合内科がない病院で、下記の赤線部分の診療を担う医師は存在していると思いますが、
それだけでは病院はまわりません。
当然、グレーの部分は誰かが担わなければいけないといけないのですが、
その負担によって、赤線部分での診療の量・質が落ちる / 医師が疲弊するかもしれません。
グレーの実線はベテラン主体・点線は若手主体 のようなイメージ 皆さんの医療機関はいかがでしょうか? |
赤線の部分の量・質も改善される可能性があります。
また、グレー部分での質の向上を意識すれば、もっと良くなると思っています
:総合内科の 腕のミセドコロ の1つです。
※ なお研修医は、この赤とグレーの点線部分を補強してくれる重要な存在です!◆ 入院診療において
基本的に3チームで構成: チームリーダー ・ 専攻医 ・ 初期研修医 となります。
= 3人のチームリーダーがいます:2014年度はスタッフが多いので、
医長・副医長はSupervise的に存在・・・してるつもりが、結局しゃべりまくってます。
※ 入院担当:常時 50~70症例=各チームで15~20名:今年度は全体的に少ないかも
:他科の入院が↑↑でBed数↑にも関わらず相対的に↓傾向のような印象
入院主治医数は スタッフ < 専攻医 ですが、入院診療には関わっています。2014年度からは 各チームリーダーによる チーム回診 も週1回は行っています。
各チーム内での
Decision Making や 病状説明、病棟内カンファへの参加、教育的なFeedbackも、
リーダーやスタッフ・専攻医に求められます(議論を盛り上げるのは、member次第です!)。
※ 総合内科では、話題に挙がった疾患や症候などを積極的にまとめることを意識しており、
『 Ver1 』として、みんなと共有することをしています
今までは何となく・・・でしたが、今年度から医長の iPadに記録 + Ver1大会 も開催予定。
※ 学会・研究会への発表対象も、早期にPick Upされています:〇例の検討系も。【外来診療系】:週24コマ:スタッフ > 専攻医
◆ 当院
新患外来:毎日2(+α)コマ×5日:外来研修も
予約外来:各スタッフ+4年目専攻医が週1コマ:特別外来として禁煙外来と甲状腺外来
※ 今後、院内での総合的視点での外来も検討
《他施設のサポート》
◆ 雲原診療所(近隣の公的医療機関):週2コマ
:日本プライマリ・ケア連合学会認定家庭医療専門医の2名が診療
◆ 新大江病院:週2コマ【救急関連】:週27コマ:スタッフ << 専攻医
◆ 内科救急外来:時間内の内科救急外来
:平日勤務帯を3コマに分割(午前+午後2コマ)×5コマ:うち3コマが救急の専攻医担当
※ 全コマに 2nd (=困ったときのBack Up) 設定あり※ 2014年度から2ヶ月単位での内科救急外来担当医(後述)を設定
【その他業務】:週10コマ:専攻医のみ
◆ 外来処置+注射番:毎日2コマ×5日
◆ 病棟係:他科からの(特定診療科ではない)内科系コンサルト:毎日5コマ
◆ 検査:スタッフ・専攻医
当院の総合内科は基本的に検査をしていませんが・・・
気管支鏡は2012年度より担当:緊急・準緊急検査は適応に応じて対応しています。
※ 病院HPにも記載あります:http://www.fukuchiyama-hosp.jp/sougounaika/sougounaika.htm【教育】
◆ 昼カンファ:月~金 1230~1330
◆ 救急カンファレンス【研修医主体のカンファレンスにアドバイザーとして参加】:水 夕方
多数すぎるので・・・ 割愛します。
教える・教えられる文化 の実践を常に意識していきたいです!
【雑用?】基本的には、皆がやりたくない仕事は、
医長判断である程度公平になるように、仕事を割り振っています。
※ 相談症例(総合内科が対応している困難症例は実は相当数あります!)については、
2014年度は積極的に分担しています
:スタッフ・専攻医に難解症例での対応法を共有しています。
【院内改善関連】 スタッフ > 専攻医◆ 各種委員会:総合内科で関与している人数
ICT DMチーム NST
研修管理委員会 救急委員会 禁煙委員会
◆ 外来や病棟で配布できる資料作成・パンフ厳選
徐々に作成数が増えてきています:総合内科が新患外来を主体的にしていることも関連
院内改善に関することは、総合診療に関わる医師が意識している項目と思っています。
【書籍】 総合診療医に求められる医療マネジメント能力
【日本プライマリ・ケア連合学会の病院総合医の
期待される医師像 / 修得すべき中核的能力(core competency) にも記載あり】
さて、こういった業務を若手・中堅・ベテランが
上手く混じりあって、お互いに切磋琢磨して、頑張っています。
となると、専攻医やスタッフで余裕があるのは、1週間に1~2コマぐらいでしょうか?こういった時間は、+αの仕事 や サマリー・書類作成業務 (診療補助の方には助けられています)に、
勤しんでいます。
+α と済ませるには大変な仕事ですが、学会・研究会発表や執筆、そして臨床研究も、
自分たちの刺激(Motivation)になるだけでなく病院のアピールにもつながる、
スタッフ・専攻医の大事な仕事 と認識して、頑張っています!
勉強会の準備や資料の段取り、+αの仕事などになると・・・ 医局秘書が欲しいです!
※ 2014年版:総合内科・臨床研修 体制にもこの記事を追記しました http://fukugim.blogspot.jp/2014/07/2014.html
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