2011年12月23日の読売新聞:記者の方にも相談済!クリックで十分読めます! |
府立福知山高等学校のインターンシップ事業 というのが先日ありました。
市内の5つの事業所での就業体験ということで、当院にも初々しい高校生1・2年生が13人来られました。
プログラムとしては・・・
1: 病院概要について を総務課の小林さんから説明がありました。
2: 「お医者さんって?」 という話を川島からさせてもらいました。
地域の医療の現状も話をしたのですが、医学部に入るまで、卒業してからの話や、標榜科の話、医師の1日の話などをしてみました。高校生に対して響く内容なのかどうかは、また引率の先生のご意見を聞いてみたいと思っています。
その後
3: 先輩に何でも聞いてみよう! というコーナーで、医師チーム(川島+研修医2名:白数洋充先生と杉本篤哉先生)と看護師チーム(山本 千明 副師長と勝山 智司さん、加賀本 沙樹さん)の2グループにわかれて、ザックバランに質疑応答をしていました。
看護師さんチームの話は聴けていないのですが、当院の癌化学療法看護認定看護師である山本副師長さんや若手の看護師さんの話は魅力的だったのではないかと思います。
実際、看護師不足が改善されれば、当地域の医療はもっとよくなると思います。看護師の就労状況の大変さはありますが、希望を持っている若人にとって、魅力ある職業・職場であることが本当に大事なことになってくると思います。
杉本先生は福知山高校の卒業生で、引率の先生とも知り合いだったようです。高校生の前で、「福知山弁」でしゃべられていて、立派な先輩でした!
新聞の写真は、看護師チームが写ってましたね。看護師チームのビジュアルがいいのか、話がよかったのか・・・と一晩悩みましたが、研修医2人のビジュアルに問題があった!と結論づいたあと、グッスリ眠れました (ウソです:すみません) 。
それが終わった後に、 臨床検査科・薬剤部・看護部病棟の見学 をしたあと、内科外来と救急外来も見てもらいました(患者さんがおられないところを狙って、そーっと行きました)。なかなか入れない裏側でもあるので、少しは楽しかったのではないかと思います。
診察室では、『電子カルテに向き合う医師でいいですか?』 と聴いたうえで、『待ち時間長くてもいいですか?』 とも聴いてみました。外来の現状や、時間のやりくりの大変さ・工夫も少し伝えてみましたが、高校生にはまだ難しい話だったかも・・・です。
新聞にも記載があったように、現在の日本における地方都市では医療崩壊が現実に起こっているところがあります。
福知山は、当院を含めた急性期病院や後方病院、そして診療所の先生方のバランスがあって、
健全な医療(救急医療や入院診療)が何とか保持できていると ”医療者側として” 思っています。
ただ、医療の体制がどうなっているか、現在の福知山の状況などは、住民に十分知られているとは限りません。こういった 医療情報の共有 こそが、お互いで支えあう医療の大前提にあるのかと思いますが・・・なかなか難しいですね。
この若い高校生が医療職を目指して、10年前後ぐらいに
『当院で一緒に働ける日が来ることを楽しみに待っていたい!』
と思います。
【当院メモ】
実はこのプログラムは3年前から同じような形態で行われています
また、高校に直接出向して講演をして来られた先生もおられます:日時・場所が明確でないのですが・・・
2009年度:20100305 奥村能城先生 20100306 芦田真士先生@共栄中学校http://www.ryoutan.co.jp/news/2010/03/08/001893.html
2010年度:20100930 堀田祐馬先生@福知山高校
2011年度:20110916 森大地先生@○○中学校
0 件のコメント:
コメントを投稿