2012年3月12日月曜日

京都府薬剤師会福知山支部 講演会:3月8日(木)

写りたくない人は下をむいて・・・とは言いましたが、皆さん熱心に議論してくれました!
自分の講演を紹介するのはやめようというブログのスタンスだったのですが、結構いろんな分野の講演があるので、Upさせてもらいました。
今回は京都府薬剤師会福知山支部の第4回学術講演会として、 
『高齢者・腎機能/電解質・重複投与から見えるもの 薬剤師だからこそ できること
というお題で、当院そして地域の薬剤師さんにお話をさせてもらいました。

題名から想像できるとは思いますが、なかなか難しい話ですよね。
ただ、患者さんのことを思えば、専門的な知識を伝えることを含めて考えると、地域の薬剤師の先生が いわゆる タクトを振る役目 になりうるのかとも思っています。
サッカーでいうと ボランチ みたいな感じでしょうか?:知的に守備的にバランスを執って・・・なーんて。

実はこの講演会に先立って、「内科専門医会」のメーリングリストでアドバイスを仰ぎました。
そういった意見を参考に・・・
■ CKDというのがいかにCommonか、ということを簡単に
eGFRの換算表も配布(年齢・性別+Cre値で類推可)
■ 腎臓に関連する薬剤のイメージを簡単に挙げた後・・・
■ 薬剤師の先生方に、KJ法みたいな感じで、「腎臓に関係する薬」を書き出し
グループ化 してもらいました。
■ 少し薬剤の整理を配布資料とともにしたうえで
■ 今後の目指したい方向                    を話してみました。

スライドからの抜粋を紹介しますと・・・
【薬剤の抽出・分類】
□ 電解質が乱れる薬剤
□ 腎機能低下につながる薬剤
□ 腎機能低下時に要注意の薬剤
□ 腎臓を保護している薬剤 を羅列
【薬剤師さんにできること】
◆ 腎機能低下患者さんのピックアップ! 
◆ 腎臓に関連する薬剤に敏感に 
◆ 内服薬剤の全リスト(= お薬手帳)の必要性
【今後の展望】
○ 腎機能をお薬手帳につける(採血結果さえあれば患者さんと薬剤師で簡易に類推可)
※ 採血日+採血した医療機関記載のシール
○ 腎臓に関連する薬剤に印をつける
○ お薬手帳の充実の協力!

こういったことをまとめました。

おそらくCKDの地域連携などを積極的に推進されている地域・施設では、もっと興味深い取組みをされているのではないかとも思いますが、今回は自分なりに考えてみました。

薬剤師さんから「気になる薬剤」をKJ法っぽく出してもらった(上記の写真)のですが、こちらの意図した薬剤はほぼ抽出されていました! 
やはり薬剤師さんは気づかれているんだ・・と実感しました。

講演のなかでも 「医師への教育は”難しい”んです」 と述べ、患者さんへの啓蒙も無理がある ので、薬剤師さんが頑張って下さい!というメッセージを投げかけましたが・・・ 
アンケート結果には 『 先生(医師)を教育して下さい! 』 といったコメントもありました。

自画自賛的でカッコ悪いですが、
アンケートには、参加型の講演でヨカッタ!系のコメントをたくさんいただけました。

今回の発表スライドも直前まで未完成・・・で、楽しい写真もないQualityの低いスライドだったかもしれませんが、結果を大事にしちゃいました。
先日(講演の前日でした)の なでしこJAPAN は結果がついてこなくて残念でしたよね・・・。
PK戦はどちらに転ぶかわからないとしても、同点に追いついたときは、ヨッシャ!って感じではあったのですが、本当に残念でしたね。ただ、ロンドン五輪への1つの過程であったと思うので、夏に最高の結果が見れるように、願っています。
(最近、自分の大学時代のサッカーのDVDを見る機会がありました! 最高に酔いました・・・
上手なわけでも、自分がナルシストでもありません:手振れしまくりの素人ビデオのダビングで、キツカッタです・・・)。

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