2010年11月19日金曜日

飲み会と専門医

よくわからない題名ですみません。飲み会専門の医師がいるわけではありません。
今日は2つの話題提供です。

総合内科関連の飲み会は、意外と多くはありません。
みんなアルコールが好きではない(下戸)・・・ではなくて、仲が悪い・・・でもないと思います。
日々の仕事が忙しい+家庭持ちが多いのが理由・・・でしょうか?
看護師さんなどとのコッチョリ飲み会の頻度は、把握していません。
医長としては、皆さんの暗躍状況・夜の活動も把握すべきでしょうか・・・?

 しょうもない話はおいといて、総合内科での飲み会は、研修医のローテート毎(歓迎会・送別会)や院外講師招聘時の歓迎会が多いです。また、何かに合格!したときのおめでとう会があります。
 他に年末年始の忘年会・新年会、年度初め・末の歓迎会・送別会も病棟(救急)・内科医師・医局・病院全体も飲み会としてあるので、飲み会自体は結構な頻度・・・かもしれませんね。

 今回は、10月までローテートしていた1年目研修医の送別会でした。指導医の先生の夏休み?とかぶったのでちょっと遅めになってしまいました。既に他科のローテートが始まっているので、そこの科にも迷惑かけないように日程調整しましたが、昨日は遅刻+呼び出しを喰らってました。ゴメンなさいね。

 また昨日はスタッフの和田 幹生先生の専門医の合格のお祝い会も兼ねていました。
 まだ全国にも少ない 日本プライマリ・ケア連合学会認定家庭医療専門医 ですが、実は当院には川城 麻里先生と和田 幹生先生の2名が専門医として在籍しています!
 病院としては、地域の中核病院・急性期病院ですが、この2人には近隣公的医療機関の診療所に週1コマづつ行っていただいています。小さな診療所での医療や往診など、地域の医療に貢献しながら、個人のスキル・経験を重ねています。
 日本プライマリケア連合学会の評議員も2人在籍しており、急性期病院でありながら、家庭医療・地域医療に理解のあるスタッフが勤務している施設であることも当院の隠れた特徴かもしれません。

 当院のスタッフの専門医・学位・ちょっとした資格などは、またの機会に記載してみたいと思います。

2010年11月15日月曜日

当院の総合内科:Dutyもちょっと紹介

総合内科・・・って、どんなことをしているのか? 
当院で働くとしたら、どんなことが求められて、どんなことが得られるのか?
これって結構大事なことと思います。

 まだ日本で総合内科というものが確立しておらず、施設ごとに状況が違うと思いますが、自分が漠然と大切と考えているものは下記の能力です。

◆ その状況で求められることを行える能力
◆ 横断的分野での臨床能力
◆ 早期診断能力
◆ 教育力


1番目は、この福知山で、福知山市民病院でどんなことが求められているか?
その際に考える材料は・・・
□ 人口 8万人+医療圏 10万人 で、急性期中核病院は当院(300床強)と私立病院(200床弱)
□ (もともと)医師不足【全ての専門科が揃っているわけではない、専門科も潤沢な人数がいるわけでもない】

 そのいった環境のなかで、どの専門科にも属さない疾患、多臓器にわたる疾患、また当院に専門科がいない疾患を主体的に診ています。そうすることで、専門科の負担は軽減できています。

2番目めの横断的分野には、感染症診療という軸があります。稀な感染症や免疫が落ちている人に起こる感染症を主体として診ているわけではなく、よくある感染症をスタンダードに診ているということです。未診断例や複数臓器にまたがるときも、当科の腕の見せ所です。

3番目の診断能力を発揮する場面は、初診外来・救急外来(もちろん入院中の状態変化もあります)があります。今までは、各専門科のスタッフが初診外来・(日中の)救急外来を担当していましたが、総合内科が軌道にのってから(2009年度から)、ほぼ全てのコマを総合内科が担当しています。これは総合内科の強い専門性でもあり、専門科の先生方の負担を軽減しています。
 また近隣の診療所・老健施設などからの紹介も、臓器が特定されていない状態であれば、初診外来・救急外来が窓口=総合内科が窓口になっているので、近隣の先生方との連携もますます良くなっていっていると考えています。

 救急という観点では、当院で総合内科が関わるのは内科救急になるのですが、専門科に属さない入院症例の多くは総合内科で受け持つことになります。結果として、「当該科の疾患ではありません」といったような入院時の担当決めの困難も伴っていません。

4番目の教育力ですが、毎日の臨床のなかで皆で研鑽しています。
 具体的な日々のスケジュールは後日記載しますが、朝の回診、昼のカンファ、夕方の症例のチェック、定期的なカンファレンス、不定期な院外講師招聘といった感じです。
 臨床に忙殺される毎日でも、複数名が集まるれば、興味深い症例の検討は日常茶飯事です。
 総合内科のスタッフは、研修医教育(オリエンテーションや手技の勉強会・院外講師といったイベント、救急カンファレンスなど)にも積極的に関わっています。また看護師の教育にも関わらせていただいています。
 「教育力のない病院に未来はない」と言われる香川院長のもとで働けることも嬉しいことです。

とりあえずこんな感じです。病院HP内の総合内科紹介の方がわかりやすいかもしれません。

参考までに現在の総合内科メンバー(現在は8人)のDuty+αを軽く紹介しておきますね(いつか掘り下げて紹介します)。

◆ 新患外来:毎日2コマ×5日+現在1コマを外来研修 → 11コマ:総合内科が10コマ担当
◆ 予約外来:7コマ(各スタッフ+4年目専攻医:1コマは禁煙外来)
◆ 時間内の内科救急外来:毎日3コマ(午前+午後2コマ)×5コマ → 全て総合内科
◆ 雲原診療所(近隣の公的医療機関):週2コマ:日本プライマリ・ケア連合学会認定家庭医療専門医の2名が行っています

◆ 医師がしないといけないDuty(外来処置+注射番と呼んでいます):毎日2コマ×5日 → 10コマ:総合内科が担当
◆ GIF:消化器内科スタッフのもと、研鑽しています:現在、3~4コマ

◆ 入院担当:常時 50~70症例

◆ 昼カンファ:火~金 1230~1330
◆ 救急カンファレンス【研修医主体のカンファレンスにアドバイザーとして参加】:水 夕方

◆ 各種委員会:総合内科で関与している人数
 研修管理委員会:2名  ICT:2名  DMチーム:3名
 救急委員会:1名  禁煙委員会:1名  接遇委員会:1名

2010年11月5日金曜日

院内講師?

院外で講演で話をする内容を院内でまとまって話をしようという企画を考えていました。
日常診療やカンファで話をしていても、「まとまって」話を聞く機会というのは少ないものです。
話す内容は、最終的に研修医からの希望を優先して、下記のプログラムになりました。

◆ 身体所見の小テスト(川島):自分自身の定番ネタです:時間を気にせず、Full versionでしました。結果的には1015~1345ぐらいかかったような感じです:院外で話をするときは、90~120分で最後ははしょることがほとんどです。
◆ 「かぜ診療は奥が深い」(川城先生:総合内科 スタッフ:写真で一番奥):これは「いきなり名医! 見逃したらコワイ外来で診る感染症:日本医事新報社:2010年04月発刊」にまとめられたもののスライド版です。
◆ 抗菌薬の使い方(川島):これは院外で講演することはないのですが、希望が多かったためにまとめて話しました:内容的には、感染症レジデントマニュアルの抗菌薬と細菌の表と、院内の薬剤感受性の表を用いて、総論を勉強しました。

 また秋に行う予定だった、定期的な研修医のミーティング+「トラブル研修医」という読みもの(郡先生の論文:臨床研修プラクティス:2006年Vol3 No1)を配布もしました。
 結果的に朝の9時30分集合で、解散は16時30分! 5~10分の休憩は挿みましたが、昼食も食べながら勉強を続けたので、頭がパンパンになったかもしれません。お疲れさまでした。
 最終的な参加者は・・・ 当院 1年目研修医 5名+2年目研修医 3名(1名は日直:ゴメンなさい)、総合内科専攻医・スタッフ 4名(1名は他施設で発表、1名は夏休み)、そして広島大学の6年生が1名参加してくれました。遠いのにお疲れさま!

 今回は初めての試みで、他施設への連絡もあまりできず、院内的にもプログラムが決まらないままでしたが、それなりに勉強できたと思います。
 この経験をもとに、来年度につなげたいと思っています 《日程調整(適切な開催時期は?)、内容調整(どの時期にどの内容が聞きたい?)、近隣施設への周知など》。

2010年11月2日火曜日

2回目です

市立福知山市民病院 総合内科 医長、研修管理委員会 副プログラム責任者の川島 篤志です。

 ブログ・・・は、正直よくわからず、以前、GPEPという集まりのときに既存のものでやってみただけです。

http://gpepws5.blogspot.com/ 
先日、つくってみたのもの、広告だらけで「なんかなぁ・・・」と思って、また新しくつくってみました。

 当院(市立福知山市民病院)・当科(総合内科)・当院の臨床研修・福知山についてなどの情報提供ができるようなものを創っていこうと思っています。

まずは試し版として、ここまで・・・