2012年9月29日土曜日

胸部画像勉強会~Dr.Nishida対策?~:9月22日(土)

気がつけば週明けは10月ですよね。
                                    9月末という年度の折り返し地点で、当院でも辞令交付がありました。
たまたま・・・
当院を去られる元教え子(と言うとたいそうですが、附属看護学校の生徒のコ)と病棟で少しお話させてもらいました。
たまたま・・・
当院を去られる中堅の看護師さんと出会いもしました:実は当ブログにも写真が載っていたこともある方です:地元(?)がこっちなので、またご一緒できると嬉しいですよね。
たまたま・・・
総合内科・臨床研修などの事務的な用事をよく頼んでいた事務の方も去られることを聴いて、ビックリでした。

それで、本日は来福されていた方がおられたので、いつもの鳥名子に行ったのですが
たまたま・・・
その辞められた方もおられてビックリ! 
             でもその『主賓』と思われた方がアサッリ帰られて・・・ ビックリ???
途中で合流したら
たまたま・・・
いつもお世話になっている電算係の方も来月で異動・・・と聴いてガッカリ・・・
その席には
たまたま・・・
前回の胸部CTの読影会に参加してくださっていたクラークさん (!) もおられてビックリ!

理学療法士さんもお二人おられて、多職種カンファ院外版・・・でした!
 ※ 電算の方も2人+クラークさんも2人でした

9月末はちょっと寂しいのかもしれませんね・・・
ちなみに総合内科も2クール目が終了し、来月からは新チーム体制です
      (恐ろしいですね・・・特に川島チームは波乱万丈の10月になりそうです!)。

さて、9月最終土曜日は、
   市立堺病院 呼吸器内科の西田 幸司先生を迎えての恒例の胸部CTの勉強会です。

で、今回はこれに先立って(殺気立って・・・ません)、胸部CT読影大会を行いました。
 ※ 前任地・前々任地では、院外講師の先生が来る前に、事前勉強=〇〇先生対策、をやっていました:Dr. Shahという世界Echo学会会長を務められた先生が、来られる前はシャア対策をしていました(ガンダム世代にはわかるかな?ちなみに川島の机にはシャアの人形が・・・ではなく、現在、Dr.Shahは京都の病院を含めて院外講師としての日本ツアー中のようです!)

22日(土)の9時30分から、外来のBブロック+Cブロックを開けてもらって、
     あるテーマに設定した教育的な胸部CT を2~3症例ずつ、
                それぞれの診察室の電子カルテに事前に準備させてもらいました。
参加メンバーを3~4人のメンバーにして、10ブースを10分単位で移動して、20症例強をヒタスラ読むという企画をやってみました。

参加メンバーは初期研修医+専攻医+総合内科スタッフ、そして看護師さん、放射線技師さんに加えて、臨床検査技師さんと前述のクラークさんも参加してくれました!
各チームに医師を含むことによって、負担なくみんなで一緒に画像を読むプロセスを勉強しました。

10Round終了時の写真!まだ余裕ありますよね!クラークさんの姿が・・・
10分×5を10分の休憩を挟んで、10Round をまわったあと、第2会議室にいって、症例の答え合わせを怒涛のSpeedで行いました。
画像が見えやすいように、と部屋を暗くして、20以上の症例+Extraの3症例を解説しましたが・・・ちょっと難しかった(+眠くなった)かもしれませんね(川島の解説も不十分だった・・・かも)。

2年目初期研修医+総合内科専攻医/スタッフには
事前の症例を教えないまま、テーマにそった解説プリントを準備してもらうという 無茶ブリ もあったのですが、解説も参考になったと思います。ご苦労さんでした!

初企画!ではありましたが、アンケートの集計もまずまずの感触でしたし、
後日、『よかった!』 『〇〇先生の解説、ほとんど当たってた!』 『参加させてもらってよかったです!』  『今度は頭部CT/MRI版ですかね?』 といった生の声もいただきました!

反省点もいくつかあるのですが・・・。何とか、事前学習になったのではないかと思います。
無茶な企画に頑張ってついてきてくれた、片岡 祐先生!ありがとう!!
明日の勉強会 (もう今日ですが・・・)、そして 日常臨床 につながるといいですね!

2012年9月28日金曜日

9月19日(水):京都GIM振り返り

先週から今週にかけてEventがたくさん過ぎで間に合ってません・・・

昨日、ちょっとホッとしてNHKをみていると、Dr.G が最終回。
いろんなところでお世話になっている生坂 政臣先生が症例提示されていました(いつか来福をお願いしようと思っています・・・)。
朝の連ドラの 『 梅ちゃん先生 』 もヨカッタそうですね・・・。ほとんど観れなかったので・・・。
名田庄診療所の先生を基にした、 『 ドロクター 』 も録画はしているのですが・・・
                                                                                          まだ観てません。

で、さぁ観ようかな?と思ったら、Music Japanでコブクロが特集されていたので、
                                      じぃ~と三角座りしてみていました。時間が30分だったのが残念!
元堺市民ではありましたが、
          その時点では既にMajor debut されていて路上ライブは聴くことはできませんでした。
でも、なんか惹かれるものがあり、想いで深いArtist なので今回の復活はとても嬉しいです・・・

で、19日(水)に先日参加した京都GIMの振り返りを行いました(救急カンファ後)。

川島もプレゼンしたので、そこはPower Point®で発表し、
                                        あとの2例は西山 大地先生を中心に紙で振り返りました。

こういった症例を共有することは大事ですよね(行けなかった人も勉強できるように・・・)。

比較的珍しい疾患は、どれだけアンテナに引っかかっているか、もポイントになるので、学会誌・商業誌の症例報告や自分たちが経験した症例報告も風化しないように、記憶にとどめたいものです:ってことは、活字化=論文発表!・・・ですよね。

2012年9月25日火曜日

Monday Night!:学生実習 ~緩い話題~

Monday Night といっても日本ではあんまり盛り上がりませんが、NFLが盛んな米国では、毎週末に行われているNFLのGameのなかで、月曜日の夜に行われる試合が1試合あり、TV的にも注目されています。
NFLの2012年のシーズンは先週から始まりました。
実は、アメフト観戦が結構好きで、自分が留学していた都市(Baltimore:全米第2位の犯罪率・・・だったような)を本拠地とするBaltimore RavensというチームのMonday Nightの試合が先週、NHKのBSでやっていました。
2001年で中心選手だったPlayer2012年でもまだバリバリでガツン!っとタックルしているのを見ると、息の長いTop Player って凄い!と感激しました:自分も息の長い仕事をしたいと思います!
HDに録画してみると、結構早送りで楽しく見れます(マニアな話ですが、Play再開までが30秒なので、”30秒早送り”ボタンを押すと、すぐに次のPlayが観れるのです!)。

民放のSports番組でも ” Monday Football ” として、欧米のサッカーがダイジェストで観れるので、結構楽しみに、夜更かししています(仕事がたんまり・・・ですが)。
日本選手の活躍 + 本当のTop Level の Play には感動しますね!

そして、毎週月曜日の夕方の一番の楽しみは、 『 内科 症例カンファレンス 』!
                                (こう書くとウソくさい・・・ですかね)。

消化器内科や総合内科をローテートしている研修医の先生(+血液内科や腎臓内科ローテートの研修医も随時)が症例Presentationして、みんなでDiscussionするものです。
内科のスタッフが多く集まるとより質の高いカンファレンスになりますし、専攻医からのバシバシとした質問があれば、より盛り上がります!

いろんな事情があって、4週間ぶりに出席・・・でしたが(しかも遅刻・・・)、富永 愛子先生のいつもの
”まとめ” と違った、仕事用の声のPresentation にスゴイ!と感じました!!
                                                           もちろん、内容もヨカッタ・・・ですよ。
直明けにも関わらず、最後まで聴いていたお兄さん役の片岡 祐先生もお疲れさま・・・

さて、緩い話題にしようと思ってたのに前振りが長くなってしまいましたが、
            当院では京都府立医科大学からの学生との関連はいろいろとあります。

9月上旬の実習はまた後日掲載しますが、
それ以外にも『京都府立医科大学 保健・予防医学地域保健実習』として、先々週の水曜日(12日)に4年生が来られていて、学生と当院の府立医大出身の研修医3名(白数 洋充先生、芦田 倫子先生、富永 愛子先生、ありがとうございました!)が懇談してくれました。

5月上旬からはクリニカルクラークシップとして、2週間単位で総合内科に2人ずつ、学生さんが来られていて、研修医にShadowingという形でチームの一員として、臨床実習に臨んでもらいました。
4グループで計8人なのですが・・・実はいろんなところで写真に登場しているハズ・・・だったのですが、あるグループだけいい写真がなかったので、わざとらしく撮った一枚がコレ(MSWとの合コンの日の写真です):8人とも探せるでしょうか?:探してどうするのでしょう・・・?
当時のチームメンバー:持っているのはシュークリームの箱!

学生さんは月曜日のPresentation もこなしてくれていました:これには研修医やスタッフの念入りなチェックがありました。サポートしてくれた先生方、お疲れさまでした。

また今年度からは、雲原診療所への実習も計画的に(?)できたので、福知山での地域医療(基幹病院と周辺診療所)の一部を垣間見れたのではないかと思います:和田 幹生先生、渡邉 力也先生、引率お疲れさまでした!

医学生は病院の横の宿舎に泊まっていたのですが、適宜、研修医の先生が飲みにも連れて行ってくれていたようで、楽しい2週間・・・イヤ充実した臨床実習を過ごせたのではないかと思っています(当院の臨床実習は人気だそうです)。
学生実習に来られたうえで、当院での研修を希望されている人がチョコチョコおられます!
そういったことは、現場で勤務する医療スタッフにとっては、本当に嬉しいことですよね!!
また来年も頑張りましょう!

2012年9月21日金曜日

医師会合同勉強会+院外講師 中島 和江先生:9月4日(火)

朝晩は少し過ごしやすい天気にもなりましたね。
先週末は、大阪に出かけて天王寺動物園にも行ったのですが・・・
大阪出身・大阪育ち (+前任地も大阪) の人間として恥ずかしながら、
                    生まれて初めて新世界の商店街を歩きました(地下鉄 動物園前 ⇒ 天王寺動物園)。
結構、観光客が多くて、昼間っから、『どて焼き』目当てに(?)、ビールを飲めるお店が行列でした・・・:どて焼き・・・は北近畿の方には通じるのでしょうか?
日中の動物園もある程度過ごせるような気候で、夕方に天王寺駅に歩いて行ったら、ナント!
夕方の柔らかい日差しのなか、陽気な音楽+旨そうなwrust(ドイツのソーセージ)片手に、
                             種々のビールを飲んでいる人が大勢!
オオサカ オクトーバー フェスト 2012! が開催されていました! すんごい飲みたかったですが・・・
子連れのため・・・でなく、車で来たために、断念・・・:あと2週間あるらしいですが・・・
http://www.gnavi.co.jp/prt/osaka/oktoberfest/
週末は勉強会や院外講師(+当直も)あるので、不参加決定・・・でしょうか。残念!

さて、日本PC連合学会明けの、4日(火)は、福知山医師会との合同勉強会で、外科医長の先生からと総合内科からの発表でした。

外科からの話題は、「胃癌のガイドライン改訂」でした。
発表のあとで、『質問したいなぁ・・・ 』 と思いながら、内部からの質問はどうかなぁ・・・と躊躇してできなかったのが、胃がん手術に関係する内科的な疑問・・・

◆ D2廓清= 脾臓摘出の場合の肺炎球菌ワクチン接種 について:
これは保険適応(他の時は自費診療):見逃したら致死的になる重症疾患の予防なので、重要!:種々のPaperでも脾摘後の必要性は指摘されています
◆ 胃全摘の場合は、Vit B12欠乏症が 術後5~6年で起こる
 = 術後のFollowが終わるころに出現するので注意が必要!
※ MCVが徐々に大きくなっていることもあるのですが・・・意外と気づかれないことも多い印象です。

まだガイドラインには書かれていないようですが、重要なことだと思います:たまたま翌週に関連する患者さんがおられたので、演者の先生に個別に質問させてもらいました。ありがとうございます。

内科系からは、片岡 佑先生・西谷 重紀先生が、先日の日本PC連合学会での発表症例を少しアレンジして、発表してくれました:短期間のうちにVer↑してくれていました!スゴイ!!

今回の症例は、
◆ 比較的稀な致死的疾患に対しての診断学、当院で複数科での連携や重症管理について
◆ 比較的ありえる疾患についての注意点の共有
      を症例提示を通じて、お伝えさせてもらいました。お二人とも、ありがとうございます!

2ヶ月に1回、当院の順番が回ってきますので、次回の当番をどうするか・・・も決めなければいけないですね。

この合同勉強会は、20時 Start ですが、この会の前に、いつも 外科・内科カンファ があります。

また毎週火・金曜日は、総合内科として、『全症例のまとめ』 をしているので、頑張ってカンファ前に終了を目指しています:少しズレこむことが多くなっては来ていますが・・・

しかし今回はさらに、医療安全管理室主催の院外講師による講演がありました。
「チーム医療における ノンテクニカルスキル」 として
大阪大学医学部附属病院 中央クォリティマネジメント部 部長・病院教授 中島 和江先生

実はこの講演は2回目になりますが、Presentation 方法も含めて、とても感銘を受けました。
http://fukugim.blogspot.jp/2012/02/13-24.html

前回の講演会では総合内科メンバーの参加が少なかった+新規採用の人のこともあり、今回はスタッフ・専攻医に出席を強く求めました。
さらに、9月の第1週は、京都府立医科大学の医学生・看護学生も来られていて、この講演会も出席されていましたが、とても勉強になったのではないかと思います。
特に、医療のなかでの権威勾配 に関しては、若いうちから意識していないと、
偉ぶる 医師になってしまってからでは遅いですし、若いうちからそういったことを気にしながら成長していくことが必要になってくるとも思っています(自戒の意味も込めて・・・です)。

2012年9月18日火曜日

京都GIM:9月7日(金)

連続してPhotoなし・・・だと、ちょっと寂しいですかね。
なので、京都GIMでの1枚目のスライドを・・・。
          ちょっと遊び心のある題名を求められます(センスは問わないで下さい・・・)。
わざわざ再掲するほどのものではないのですが・・・:言葉には実は意味があります!


でもネットに掲載する写真・・・は難しいですね(今回の川島の写真はあることろで見つかりました:本当は許可・・・がいるかな?:自分は気にしませんので、投稿者の方は変更不要ですよ!)

さて、今回は発表だったので、18時には間に合うように・・・と思って、
                        早目の電車で行かせてもらいました
(実はその20分前まで医学生・看護学生さんの相手をしていました・・・し、
                       ホントは乗せて欲しいなぁ・・・と思っていました)。

急いで乗り込んだ、電車の検札でもドラマがあって・・・
 ◆ 混みかかっている自由席車両で、
 4人掛けにして2人で足を延ばしてド~ンと座っている高齢者の人が切符を買い損ねていたり
 ◆ 新幹線の乗り継ぎ割引は(おそらく)同時購入でないと適応にならない(と思うのですが)、
                        車掌さんがアッサリいいですよ、っていっておられたり
 ◆ 隣の人が検札に (というか、既に前の人からわかっているだろうに)
                           急いで網棚から切符を取り出されていたり
 ◆ 『 払い戻しをクレジットカードでできませんか?(そりゃデキンだろ!って思いませんかね)
                                                                       と言われたり・・・

それだけで ビックリ だったのですが・・・
隣の席の乗客の方が、切符を余裕で持っていたのですが、
                        すっと、切符を差し出したときの車掌さんの返事・・・
亀岡駅 過ぎましたけど・・・ 』   確かに寝てましたが・・・。
二条駅で引き返して下さいね 』 の返答に、力弱く頷かれていました。残念です↓

さて、余裕があったので、確かJR山科駅からは音羽Hp行きのバスがあったなぁと思って
バス停に向かいましたが・・・ 表示がない・・・???。
駅前のホテルで確認すると、表示はないけど運行されているようでした。
※ ちなみに川島が2001年に結婚披露宴をさせてもらったホテルです:懐かしい!

駐停車禁止なのに、堂々と(?)地下鉄の駅からの迎えを待っている人たちも複数人いて、
   モラルとしてどうなのかなぁ・・・とふと思いました:でも止めるところがないんですよねぇ・・・。

さて京都GIMの発表順は明確なものがなく、阿吽の呼吸で決まるものですが、今回は会場に到着するや否や、諏訪中央Hp(長野県)の先生が準備していました(この先生は、実は市立堺Hpの古い後輩で、しかも先日の日本PC連合学会の臨床推論甲子園の出場者でもありました)。

2例目は・・・前任地の市立堺病院からの発表。
総合内科 部長の藤本 卓司先生は欠席されていたのですが、若手スタッフに率いられて
ドン!っと Front Row を固めていました。

2例とも、とても勉強になる症例でした。
単純に疾患について、だけでなく、『 実際の現場ではどうしたか 』、的なDiscussionも増えてきているのがとても良かったかなぁと思います(カンファではカンファ用の症例+すぐに結果がわかるし、先に治療的な判断を必要とされるというのが、現実とは異なりますよね)。

通常、若い人(研修医 or 専攻医/若手スタッフ)が発表し、ベテランがサポートするのですが、今回の症例はガッツリ関わっていた人が既に院内におらず、川島自身が発表させていただきました(見た目は若い・・・と思っているのですが)。

実はこの症例は、2012年02月のKIDSというカンファレンスで症例提示させていただいていたものですが、個人的には京都GIMでまず症例提示したい・・・と思っていたものでした。本来は使い回し禁止・・・ですよね:ただ、 京都GIMで一叩きして、内科地方会に・・・ ということはよくあります:先日は京都GIMで提示されていた症例が、内科学会誌に推薦症例として発表されていました:とても素晴らしいことですよね。
 KIDSを主催されている藤田 直久先生にお世話になっていた関係で、症例提示は断れず、タイミング的にほぼ連続で提示したかったのですが、機会を逃してズルズル・・・でした:KIDSのときには『 京都GIMに参加される人はすみません! 』とお断りを入れさせてもらったのですが、かぶっていた人は案外少なかったのかもしれません。

KIDSのことを書きかけて、一文しか書けてないブログ:http://fukugim.blogspot.jp/2012/02/215.html
KIDSに参加したときのブログ:http://fukugim.blogspot.jp/2011/10/kids.html

KIDSでは、感染症診療で超有名な 青木 眞先生に挑む!的なカンファレンスなのですが、
鑑別診断の端には挙げられましたが、本命視されずに、
                          衝撃を与えることができた症例だったと思います。
さらにこの症例は、Paperにすべき症例だと認識はしているのですが、動きが1年ほど、止まっていました・・・:他の理由も含めて、ようやく動き出すキッカケになったので、何とかAcceptされるように頑張ろうと思っています。

さて症例は、ピンと来るベテランの先生はさすがにピンと来ていたようです!
会でも話をしましたが、自分自身はこの症例を経験するのは1例目でしたが、過去の京都GIM(恐らく2000年夏ぐらい)に同様の症例が提示されて、スゴイ衝撃を受けたのを覚えていました。
当時は電子化もあまり進んでおらず、文献検索も大変ではありましたが、市立舞鶴市民病院はそれなりに書籍が充実していて(病院幹部のスゴイ努力なんだと思います)、3つぐらいの症例報告を読んだ覚えがあります (しかも当時病院見学に来られていた 藤本 卓司先生に『 先日のカンファの症例ですが、もしよかったら・・・ 』と文献を渡すといった大それたこともしちゃいました:卒後3年目だったと思います)。

自分が好きな診断関係の話で、
こんな症例、見たことがない 』と言った外科医に対して、
                                 『 先生はその症例を認識したことがないだけです 』 と
                                                     ある内科医が切り返したという一説が海外にあります。
 稀な症例は、所詮稀ではありますが、カンファレンスや教科書で 『 アンテナ 』 を張っておくと、類似症例があったときに、ピンと来ます。ピンと来た時にどれだけの情報量を持っているかは個人の努力次第です(自分は少ないです)が、ピンと来なければ、何も始まらないようにも思います。
そのあとにいかにまとめるか、外圧をかけてまとめることを強要(= 地方会などの学会やこういった会での発表)によって、より深く診療できるのだと思います。

今回は過去の記憶が比較的早い診断につながった、と自分自身では思っています。

ただ、カンファに強い 明らかに × ですよ! 
                    現場で泥臭くやることが若いうちは力になりますよ!

※ こういったメッセージ+病歴・身体所見の重要性を9月10日(月)に兵庫医科大学の方で話をさせていただきました

個人的には先輩・同僚・後輩・友人(総合内科・診療領域の先生)に会うことができました。
市立舞鶴市民病院時代、市立堺病院時代、総合内科系のつながり・・・。
不細工なプレゼンだったのでちょっと恥ずかしいところもありましたが、楽しかったです。

ちなみに11月の症例提示に手を挙げてしまったので、また準備を頑張らなければいけませんね。

終わった後は、少し時間が気になる感じで、イソイソと帰りました。
Taxiがつかまりにくいし、電車は1時間に1本・・・というか、最終ですしね。

夕食は摂っていなかったのですが、売店もしまっていたので、結局、ツマミとビール:直明けの研修医の先生は、甘いものと眠り・・・でした。
帰りの電車はアンテナを張っていると誰かにあうものですが、医学物理士の資格を持たれている放射線技師の方とOne Boxを共有しながらご一緒させていただきました。

先日の院内研修研究発表会でも発表されていたのですが、さらに細かいことなども教えていただけました!
それぞれの立場の取組みの積み重ねが大きな成長につながるのだろうと本当に思いました。
駅からはみんなでTaxiで帰ったのですが、そうでなければ・・・ 
  駅前の『 ぐうりんだいつけ麺屋 』で 3日連続お世話になるところでした・・・:美味しいです!

※ 過去の京都GIMネタ:http://fukugim.blogspot.jp/2011/08/gim.html
http://fukugim.blogspot.jp/2011/09/gim.html
http://fukugim.blogspot.jp/2011/11/reunion.html
http://fukugim.blogspot.jp/2012/07/gim7613.html

2012年9月16日日曜日

第7回京都府北部研修医ネットワーク:9月16日(日)

2008年夏に当院の現 消化器内科の堀田 祐馬先生が発起人となって始まった、京都府北部研修医ネットワークの第7回目が行われました:京都府医師会と京都府立医科大学の学友会も後援(?)されています。
過去の記録(というほどでもないのですが・・・):http://fukugim.blogspot.jp/2011/10/blog-post_7426.html

さて、第7回になる会は、綾部市立病院で行われました。

最初に『Advanced OSCE 』として、色んな資器材を用いたHands-Onの実習でした。
市中病院ではシミュレーション教育は資機材の問題でなかなか難しいかなぁ・・・というのが現状ですが、とても楽しい・意義のある実習でした。

小児のルート/A-line確保ルンバール(小児も含めて)、CVC縫合FAST(外傷の初期医療での対応)と盛りだくさん! ルンバールは山脇 正永教授、縫合のブースは鴻巣 寛院長、自らの指導でした!

シミュレーション機器は、(株)京都化学の協力で実現したようですが、実はこの京都化学さんには、個人的にかなりスゴイ印象をもっています(以前から身体診察のStudyの関連で話は聴いていましたし、ヨーロッパの医学教育学会(AMEEThe Association for Medical Education in Europe )にも出展されている、京都から世界へ、の企業でもあります):http://www.kyotokagaku.com/jp/

カタログもみさせてもらっていると興味津々のものがイッパイ! 呼吸音のシミュレーターもスゴイなぁと思いますが、とても当院で扱える金額ではありません。ただ、医学生や看護学生、もしくは初期研修医や若手看護師にシッカリと勉強して欲しいと日ごろから思っている領域であることは確かです:こういったことが必要なのは、今までの医学教育の反省でもあると思うのですが・・・

当院でも、今年度はCVCの実習(可能なら看護師さんとの合同)がまだ企画できていません・・・。初期研修医にとっては、また新規採用の専攻医にとっては重要なネタではあるのですが・・・。すみません。
過去のブログ:http://fukugim.blogspot.jp/2011/07/cvc.html

さらに、ルンバールに関しては、比較的頻度は低いけれど内科医にとって必要+侵襲が大きい+少しスキルが必要な手技であり、研修医+総合内科専攻医対象としても当院には必要なシミュレーターだと感じました。今後の検討課題かなと思っています。

さて、Advanced OSCEで体を使って、昼ごはんを食べた後は、お昼寝・・・ではなく、ケースカンファレンス【研修医からの症例提示】が3病院からありました。

トップバッター (ちなみにこれは和製英語:日本では通じますが・・・) は、当院の朝山 彬先生でした。
26歳で医者になった僕 ~研修医救急物語~』 として、63歳男性の心窩部痛の症例提示をしてくれました。

一部、質疑応答で”教科書的”な回答もありましたが・・・内容・スライドは素晴らしかったです:かなり複数の指導医+先輩研修医のスライドチェックを経ているそうです! 素晴らしい!
題名の種明かしにもう一工夫欲しいなぁ・・・と思いましたが、自分自身の京都GIMカンファレンスでも軽くダメだしされちゃってました、ので人のことは言えませんね・・・。

さらに朝山 彬先生が、当院で用いられるCD-Rの画像ソフトを使いこなしていることに感動しました!(使い方、また教えて下さいね!)

次に、『 低血糖の一例 』 として綾部市民病院所属、もとい AYB48 チームA所属 の塚崎 菜奈美先生から、83歳女性の意識障害が提示されました。
3例目は、舞鶴医療センターの高橋 央先生から、『意識障害を主訴とし高度の低Na血症を来した一例』 60歳台女性の症例提示がありました。

それぞれ示唆に富む興味深い症例でした! 皆さん、お疲れさま!

 
また特別講演として、京都府立医科大学附属病院 総合医療・医学教育学教室 教授 山脇 正永先生から、『 Clinical Reasoning 主訴から検査計画まで 』をお話いただきました。
若いうちから、どのように臨床推論を鍛えるのか、ということにもつながる貴重な話でしたし、最後には病院総合医関連の話もしていただきました。

懇親会でも3病院 (今回は南丹Hp/与謝海Hpからの参加が難しかったようです・・・) の研修医で交流を深めました。

主幹であった、綾部市立病院の初期研修医の先生+当日も含めてサポートされていた院長先生を含めたスタッフ・後期研修医の先生方、ありがとうございました!
※ 考えてみたら・・・集合写真とか撮ってなかったですね・・・

2012年9月15日土曜日

【院外講師:予定】 + 【勉強会:予定】

9月も気づけば中旬・・・
一昔前は 9月15日が敬老の日 でしたが、今年は17日(祝)が敬老の日になるんですね。
 医療における高齢者社会に関しては難しい話題も多いですが、純粋に先輩方を敬う気持ちを持ちたいと思います。
毎週金曜日の京都新聞に連載されている当院の香川 惠造院長執筆の『 高齢社会の処方箋 』でも、『 木を見て森を見ず 』というサブタイトルのなかで、
・・・人間を全体的・総合的に診てくれるような診療科が望まれるようになっています。
                                                                         という一文も拝見させていただきました。
高校生のような純粋な心と強じんな体をを持っていたい・・・と思っても (厚かまし過ぎますね・・・)、
ダンダン衰えかける体に鞭をうちを打つための活力は、イキイキとした若手と仕事ができることかなぁ・・・と思っています。
よぉし! 頑張るぞ!!

で、やんなきゃいけないことが溜まっているのですが・・・
【院外講師】 と 【院内勉強会】 のアナウンスは、早め早めと思いながら、ちょっとズルズルしちゃってます:BCCでの連絡も遅れてすみません。

現時点での予定は・・・
【9月29日(土):胸部CTの勉強会】
毎年恒例の 市立堺病院 西田 幸司先生に来福いただく予定です。放射線 読影に関しての常勤医がいないなか、胸部CT読影のレベルを向上させるためにも、貴重な勉強の機会です!
実はそれに先立って・・・:初企画!
胸部CT 読影大会! 9月22日(土) に行います。

初めての企画でどうなることやら・・・ですが、専攻医の片岡 祐先生を中心に準備を着々と進めてくれています!

テーマを決めた 『 教育的なCT画像 』 が、
ブース(外来の診察室)ごとの 電子カルテ上 にあらかじめ準備されて
      若手医師+看護師さん+放射線技師さんなどの 混成チーム (3~4名程度?)で
                                    みんなでワイワイ いいながら読影していく・・・ことを考えています。

少人数で、先導する若手がいることによって、普段胸部CTをジックリ読む機会のない方にも、
                             胸部CTを気楽にみてもらえる機会を提供できるかなと思っています。

終わった後は、答え合わせをさらっとして、希望者で昼ごはんを食べに行く!予定です。

10ブース × 2~3症例 + α の症例を準備しているので、
                 半日で30症例弱の勉強ができる 予定です!
テーマにあった画像をPick Up中! こんな時間で笑顔・・・ スゴイ!

当直明けでも、深夜明けでも参加可能なように?、9時30分開始で12時30分終了の予定です。
もともと看護師さんから『 胸部CTの勉強会に参加したいけど・・・ 』という声からはじまった経緯もあるので、ぜひ参加して下さいね!

以後の予定ですが・・・
以前の記事の文尾にも記載していましたが再掲:http://fukugim.blogspot.jp/2012/08/815.html

11月には、院内の感染症の勉強会を予定しています:11月17日(土)予定。

11月30日(金)~12月01日(土)にかけて、東京ミッドタウンクリニックの大蔵 暢先生に来福いただき、老年医学についてなどをご教授いただく予定です。

院内の勉強会に相当する、 ERチェックリスト大会 や 身体所見の小テスト Full Version 他は
                                                                         まだ日程の調整がついていません。
看護師さん対象の フィジカルアセスメントの小テスト Full Version は来年度開催?かな。

また院外講師として、北海道からお二人の先生を招聘したい・・・と思っているのですが、まだ日程調整がついていません・・・
◆ 臨床倫理の四分割法のWSをお願いしたいと思っている期待の病院総合内科医の先生 と
◆ 感染症・総合内科・医学教育の分野のHopeの先生 
                        の来福を何とか実現したいと思っています。

院内・院外の皆さんのご参加を楽しみにお待ちしています!

2012年9月13日木曜日

日本PC連合学会:9月1/2日(土/日):緩い?流れ

気がつけば、前回のブログ更新から2週間・・・:実は個人的にメチャクチャ忙しかったです。

なんといっても 先週から土日を含めて、
ヤングなでしこ日本代表 Big Game2試合もあって・・・
                                                   ・・・違いますね。
でも、銅メダル!おめでとう!:勝って終わる3位というのは、気持ちいいですよね。

W杯 最終予選、無敗でのターン 、おめでとう!
ただ、疲れてTV(録画)の前で果てていました・・・:落ち着いて観ます:結果は知っていますが・・・。

個人的な話ではありますが、土日を挟んだ7日間で、4つのPresentation がありました。
 ◆ 看取りの医療について:高齢 非がん疾患 急性期病院との医療連携
 ◆ 京都GIM:4年ぶりに自分自身が発表
 ◆ 病歴聴取・身体診察の重要性:~一生使える武器は若いうちから磨いておこう~
 ◆ 地域医療における総合内科の役割
                             でした。

大きなネタ、小さなネタと盛りだくさんだったんですが、小出しに行こうと思っています。

さて、9月初旬に第3回日本プライマリ・ケア連合学会が博多で開催されました。

当院からは、最終的に 13人 が参加!:留守番の先生、ありがとうございました!
ちょっと緩く流れを振り返ります・・・。

【31日(金)】
総合内科主体の 月に1回しかない検査日、しかも常時満床傾向の当院にあって、ベッドが空き始める金曜日で救急・新患からの入院が多数ある中・・・

 第1陣が、三宮までの高速バスチーム(4人) と 自家用車チーム(4人) にわかれ出発!
※ 高速バスチームでは、切符購入の一波乱 と 執筆依頼の話題でちょっと興奮!

和田 幹生ツアーコンダクターの指揮のもと、新神戸で合流して、出発!
1959 発 のぞみ号で

20時過ぎで おなかペコペコ・・・ ですが、『あえて駅弁を食べない! 』 と腹をくくった西谷 重紀先生も含めて、メッチャ美味い 生ビール (新神戸駅内で購入できます!) で乾杯!
遠足モードではありましたが、
          その後はスライドの手直し(ポスター組も!)や抄録のチェックとまじめに移動!

22時15分ごろに博多駅に到着したのですが・・・。もちろん、そこから モツ鍋の店に直行!
もつもつ天神本店!:http://www.motsumotsu.com/
西谷 重紀先生の思い出を頼りに行ったお店が、グー!(お店の人もサイコー!)でした。
清原 和博さんのポスターもシビレましたが、エド・はるみ の存在も懐かしかったです・・・
野菜が沈むまで待ちきれずに・・・チクリ! でも 最初のスープは絶品!
またそこでも生ビール・・・ですが、こんな時間からでも、
お替わり 麺追加 雑炊追加・・・:よく食べますねぇ・・・。

【1日(土)】 
翌朝は、川島の身体所見の小テストに他のみんなも手伝いに来てくれて、無事終了!
その後はバラバラに・・・でしたが、数人で博多ラーメンを食べにいったようです。

初日の発表は少人数でしたが、お互い 確認しながら、発表をみてもらいました。

また第2陣も続々と駆け付けました。
研修医の富永 愛子先生は、ウッカリした上司の学会参加証(忘れないように!と書いているにも関わらず、忘れたスタッフが2名もいました!渡邉 力也先生・・・ シッカリしましょう!)
吉見 憲人先生は、とても暑い中、発表もないのに・・・ 上下スーツ! 暑かった・・・と思います。
他の人は発表者も含めて、緩いカッコクールビズスーパークールビズでお越しくださいとありました) でOKでした。

さて土曜日の夜は学会自体の懇親会に出た人と、福知山軍団で出かけた人にわかれました。
とても美味しい水炊きをいただいたようで・・・

ちなみに、川島は学会の懇親会+二次会に出たうえで、沖縄中部Hpの知り合いの先生を訪ねて、もつ鍋の有名店 「もつ幸」 :http://www4.ocn.ne.jp/~motsukou/ に行ったのですが・・・
                             そこは 沖縄中部Hpの同門会 のような感じでした! スゴイ迫力です!
※ FBでは、各施設の同門会系の写真が満載ですね!

【2日(日)】
朝から各自で行動・・・ではありましたが、川島は「診断推論 甲子園」 の司会として参加。
回答者は、3人1組の5チームになるのですが、福知山からも参加があると思いきや・・・
当院は、混成チームの一員のみで、専攻医の片岡 祐先生が参加されました。
観客席(アルプススタンド )には、富永 愛子先生、だけでなく、福知山市民病院に以前おられた、衣畑 成紀先生も、回答者チームの父兄みたいな感じで参加されていました。
惜しくも甲子園の土は持って帰れませんでしたが・・・ 勉強になったと思います。

ポスター発表もつつがなく終えたようで・・・(自分自身は1つも見に行けませんでした:ゴメンなさい!)。

唯一の口演での発表! 西山 大地先生!


自験例ではないですが・・・頑張った 藤原 美佐紀先生!
とってもラフな格好ですが・・・:この学会の方針にそった 片岡 祐先生!
MedPeerの症例をまとめた 平野 央先生!


またも長袖正装の 西谷 重紀先生!

最後は、みんなで博多駅まで戻って・・・:お土産チームと拉麺チームに別れました。
川島は・・・ 愛娘のためにスマイルプリキュアのお土産 (福知山のヤマダ電機でも買えます・・・) を買いに走ったために、みんなのいったラーメンには合流できず・・・。
駅中のラーメンを食べました。たぶん、有名店でとても美味しかったのですが・・・。
ラーメンが出てきたのが16:15! 予定の電車は 16:30 で、ラーメン食べた後に、「ひよこ」と「めんたいこ」(+麦酒)を購入したので・・・ 替え玉を頼む余裕はありませんでした・・・。

浅川 麻里先生も参加! photo by 鈴木 龍児先生

福知山に到着したのが21時。
そこから残務をちょっとみて、怒涛の1週間に備えました・・・。
    皆さん、お疲れさまでした!