症例をまとめること、はとても大切なことです。
症例を経験する 、とはいっても、 「普通にマネージメントして帰っていかれる」 のも経験ですし、それを 「振り返って深く検討する」 というのも経験です。どちらが自分にとって、勉強になるかはわかりますよね。
症例をまとめなさい!といっても、そんな簡単にできるものではなく、やはり 「発表の場」 があることが重要です。
ちなみに先日、広島の呉に行ってきました。呉クリニカルフォーラムというイベントがあったのですが、院内(呉医療センター・中国がんセンター)の初期研修医が自分の経験症例をスライドにまとめて、学会形式で発表していました。初期研修医が年間3~4症例を発表することになるみたいで、1回のフォーラムでなんと20症例の呈示、終わった後には表彰式(3位まで+いい質問をした人も表彰)が、理知的に、そして和やかに行われていました。市立堺病院でも、「研修医発表会 兼 OB/OG会」があったのですが、そういった取り組みが各地で行われるといいですよね。
で、近隣施設との症例検討というのもがあるといいのですが、なかなか大変です。
最近ありがたいなと思っているのが、インターネットでの症例検討会への症例提示です。
MedPeer という 医師限定のサイト(右記)があり、そこに症例を呈示させてもらいました。
当院は今までに2例 呈示しています(1例目 米田 道嗣先生、2例目 中山 雅臣先生)。
興味のある人は、症例にチャレンジしてみてください(診断名はここでは伏せます)。
当院ならでは・・・の視点も入っている、なかなか印象深い症例です。
次回の症例提示は3月あります。ボチボチ準備・・・です。
またMedPeerの症例提示(iCC)ではコメントも投稿できます。
結構、重いコメントもあるなかで実名の投稿をするのはしんどいですが、当院では「事前の検討」をして、病院としてコメントをする方式にしようかと思っています。
実はMedPeerの方とも相談していて、今後は各病院から一定数のコメントが出てくる・・・可能性もあるようです。
インターネットカンファレンス、Skypeなどをうまく利用している施設もあるとは聴いていますが、当院はまだそこまでは・・・です。
マンパワーに余裕が出てきたら、ぜひ京都GIMカンファレンス@洛和会音羽病院(JIMにもWhat's your diagnosis?で連載)に、出席したいなぁとも思っています(といいながら、もう2年以上が過ぎてしまった・・・)。
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