写りたくない人は下をむいて・・・とは言いましたが、皆さん熱心に議論してくれました! |
今回は京都府薬剤師会福知山支部の第4回学術講演会として、
『高齢者・腎機能/電解質・重複投与から見えるもの ~ 薬剤師だからこそ できること ~』
というお題で、当院そして地域の薬剤師さんにお話をさせてもらいました。
題名から想像できるとは思いますが、なかなか難しい話ですよね。
ただ、患者さんのことを思えば、専門的な知識を伝えることを含めて考えると、地域の薬剤師の先生が いわゆる タクトを振る役目 になりうるのかとも思っています。
サッカーでいうと ボランチ みたいな感じでしょうか?:知的に守備的にバランスを執って・・・なーんて。
実はこの講演会に先立って、「内科専門医会」のメーリングリストでアドバイスを仰ぎました。
そういった意見を参考に・・・
■ CKDというのがいかにCommonか、ということを簡単に
eGFRの換算表も配布(年齢・性別+Cre値で類推可)
■ 腎臓に関連する薬剤のイメージを簡単に挙げた後・・・
■ 薬剤師の先生方に、KJ法みたいな感じで、「腎臓に関係する薬」を書き出し
グループ化 してもらいました。
■ 少し薬剤の整理を配布資料とともにしたうえで
■ 今後の目指したい方向 を話してみました。
スライドからの抜粋を紹介しますと・・・
【薬剤の抽出・分類】
□ 電解質が乱れる薬剤
□ 腎機能低下につながる薬剤
□ 腎機能低下時に要注意の薬剤
□ 腎臓を保護している薬剤 を羅列
【薬剤師さんにできること】
◆ 腎機能低下患者さんのピックアップ!
◆ 腎臓に関連する薬剤に敏感に
◆ 内服薬剤の全リスト(= お薬手帳)の必要性
【今後の展望】
○ 腎機能をお薬手帳につける(採血結果さえあれば患者さんと薬剤師で簡易に類推可)
※ 採血日+採血した医療機関記載のシール
○ 腎臓に関連する薬剤に印をつける
○ お薬手帳の充実の協力!
こういったことをまとめました。
おそらくCKDの地域連携などを積極的に推進されている地域・施設では、もっと興味深い取組みをされているのではないかとも思いますが、今回は自分なりに考えてみました。
薬剤師さんから「気になる薬剤」をKJ法っぽく出してもらった(上記の写真)のですが、こちらの意図した薬剤はほぼ抽出されていました!
やはり薬剤師さんは気づかれているんだ・・・ と実感しました。
講演のなかでも 「医師への教育は”難しい”んです」 と述べ、患者さんへの啓蒙も無理がある ので、薬剤師さんが頑張って下さい!というメッセージを投げかけましたが・・・
アンケート結果には 『 先生(医師)を教育して下さい! 』 といったコメントもありました。
自画自賛的でカッコ悪いですが、
アンケートには、参加型の講演でヨカッタ!系のコメントをたくさんいただけました。
今回の発表スライドも直前まで未完成・・・で、楽しい写真もないQualityの低いスライドだったかもしれませんが、結果を大事にしちゃいました。
先日(講演の前日でした)の なでしこJAPAN は結果がついてこなくて残念でしたよね・・・。
PK戦はどちらに転ぶかわからないとしても、同点に追いついたときは、ヨッシャ!って感じではあったのですが、本当に残念でしたね。ただ、ロンドン五輪への1つの過程であったと思うので、夏に最高の結果が見れるように、願っています。
(最近、自分の大学時代のサッカーのDVDを見る機会がありました! 最高に酔いました・・・ :
上手なわけでも、自分がナルシストでもありません:手振れしまくりの素人ビデオのダビングで、キツカッタです・・・)。
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