2018年11月1日木曜日

インフルエンザのレクチャー 2018年:10月31日(水)

11月に入りましたね。
当院でもインフルエンザワクチン接種の時期→インフルエンザに備える時期になってきました。

救急室や新患外来で対応する医師が、少しずつ変わることもあって、
毎年、インフルエンザのレクチャーを行っています:これ、重要なことと思います。

実は、今シーズンは大きな変化が起こりうるシーズンでもあります。
それを踏まえて、 石田 正高先生監修 のもと、加来 奈津子先生 が発表!
小児科・総合内科の先生も加わってのレクチャー@図書室を行いました。
本棚の向こうにも人が溢れていました!
今年の大きな話題は、抗インフルエンザ薬関係+書類関係で
High Riskの考え方や流行期診断の周知も重要で、
毎年配布している当院の インフルエンザパンフレット も改訂に向けて着々と準備中です。
 
参考までに・・・:抗インフルエンザ薬の新薬が今シーズン話題になりそうですよね。
 ※ 新薬の効果については、ちゃんと論文を読む臨床医の力も試されていますよね!
    メディア・MRさんに踊らされてはダメです!
先日、院外講師で来福いただいた山本 舜悟先生作成の一覧表を許諾を得て掲載
また、以前のBlogでも掲載していますが、High Risk群の考え方などは
院外講師で来られた安藤 祐貴先生の「ディープインフルエンザ と ER診療」が秀逸です。
 リンク先はこちら:http://www.nagoya-ekisaikaihosp.jp/?p=5781
 
診断書(=罹患証明+ 治癒証明は不要な流れ になっています!)絡みの話も出ました。
【参考】 厚生労働省HPより:大事なNews:広報ふくちやま とか 院内報 に掲載されないかな?
 
インフルエンザ診療に関しては臨床研究ネタがイッパイなのですが・・・
なかなか動けていないのが実情です。
参考までに昨年、川島が個人的に集計したData
 「 内科外来において 経験ある内科医が
インフルエンザ流行期に 病歴聴取+身体診察のみで インフルエンザと診断 」 した際に
  A:それでも検査希望 → 陽性 :11例
  B:それでも検査希望 → 陰性(でも臨床的にはインフルエンザと診断):4例
  C:検査せずに臨床的にインフルエンザと診断で了承:9例
という結果でした。
 → 説明にて 24例中 9例 検査を回避
    臨床的にインフルエンザと診断した人の11/15は陽性 = 4/15 は 陰性 でした。
 
投稿・発表とするには、定義や同意などが必要なのですが、こういったことをやっていくことが
重要なんだと思っています。
他にもやりたいことはありますが・・・
インフルエンザ診療は正論だけでは成り立たない難しい領域ですので、
今シーズンも一歩ずつ前に進めるといいなと思います。
 
参加された方はお疲れさまでした!:不参加の研修医は、必ず聴講して下さいね!
 
今回の関連タイトルは、「 インフルエンザ 」です。
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