2012年6月25日月曜日

フィジカルアセスメント:6月22日(金)+【OLT】 身体所見の小テスト:4月4日(水)

身体診察に自信がない、という医師は実は少なくありません。
どうやったら身体診察ができるようになるか・・・的な話は立場上、よく聴くようになりました。

個人的には、教科書を平読みするのではなく、
” どんなときにどんな所見を取るか (=異常を想定できるか) ” ということと、
” 正常を含めてたくさん見る (= と異常のときがわかる) ” ということ、そして、
そういったことを ” 大事にする文化 (= 身体診察でDecisionが変わる・議論する) ” 
が大事と思っています。
自分自身はそういった経験をもとに、『 身体所見の小テスト 』というものを前任地(市立堺病院)のときから院内でやっていました。その後はGPEPのWSでさせてもらったことをきっかけに、学会や研究会、院外講師としていったときにWSをさせてもらっています。

※ 個人的な身体所見についての想いや推薦図書などの記載もあります
http://fukugim.blogspot.jp/2011/01/blog-post_25.html
当院の『執筆関係』のブログ:これも更新しなければ・・・
http://pfizerpro.jp/cs/sv/zayu/zayuC_D/generalcontents/1259709837777 
登録が必要なサイトでの書籍の紹介(身体診察関連を記載): 『 座右の医書 』 という表題です
この夏には・・・
GPEPのWS:7月7/8日@岐阜 と 第18回日本心臓リハビリテーション学会:7月15日@さいたま と 第3回 日本プライマリ・ケア連合学会:9月1日@福岡 でもやる予定です
もちろん、当院の若手医師対象でもやっています
(今年度はOLT中にやりました:Full versionで水曜日の20時開始 ⇒ 23時ごろまで・・・だったでしょうか?)。

それで、看護師さん対象の ” フィジカルアセスメント ” の講習ですが、当院では2009年度までは院外講師を招聘しておられました。
フィジカルアセスメント ガイドブック(これは当院の附属看護学校の指定教科書でもあるようです)の著書である山内 豊明先生にご指導いただいていたようです:一度、拝聴させていただきました。

その後、院内でのフィジカルアセスメントの文化の定着のために、看護部とも相談させていただいて、2010年度からは、6回シリーズの 『 フィジカルアセスメントの小テスト 』 を行うようにさせていただきました。

その後、医学界新聞 看護師版で連載させてもらうことにもなりました(あと数回でオシマイです:いつも原稿ギリギリです:というか今日が締切だったような・・・:ときどき当院看護師さんの写真とか感想とか載ってます)。
http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA02900_06 :連載第一回目です

それでこのフィジカルアセスメントをする前に、ご相談させていただいたことがいくつかありました。

※ 当時のプレゼン資料からの抜粋です
□ どんなフィジカルが有用か
A:共通の認識で医師に伝えたいこと  B:医師が診ていないこと
□ 共通言語でしゃべるために・・・
□ 習得のために・・・:1回の講演会 vs. シリーズもの :6回シリーズとしたら・・・:年6回
① Vital sign ② 聴診・呼吸と循環 ③ 入院中の診断:発熱・胸痛・嘔吐・・・
④ 緊急時     ⑤ チューブ管理      ⑥ その他:全体の観察・ADLなど
□ 楽しく習得するために・・・
① なんちゃって___  ② ラジオ体操ばりの___ 
③ ___発の研究    ④ 全国デビュー:

何のことかわからい部分もあると思いますが・・・
上記以外に、当初から 『 ○年後には、講師は看護師さんでお願いしたい 』 
                                                                                          と伝えていました。
それが遂に実現しました! スゴイ!!

2012年度の第2回「呼吸・循環」の話題でしたが、
循環に関してのパートを 田辺 理世 さんが、
呼吸に関してのパートを 勝山 智司 さんがファシリテートしてくれました。
一番奥が勝山さんと田辺さん:手前の空席には森 由香里看護部長が着席!

新規採用看護師さんは教育の一環で受講が必須(出席者はラジオ体操バリのハンコが必要です)で、前3・4列は若手・・・でしたが、それ以降は中堅~ベテラン、師長さんから看護部長さんまで参加されていました。

そのなかでのファシリテート・・・。

緊張しないわけはないはずですが、事前の勉強が素晴らしく、堂々とされていました! 
スゴイです

普段、川島がやっていたのと違うことは・・・
◆ 配布資料があったこと
◆ スライドも使っていたこと 
◇ (くだらない)冗談・・・:(いつもは川島が しょーもないこと を言ってます・・・) でした

今回のパート、特に聴診関連は看護師さんには伝えにくいメッセージで結構大変だったと思います
(連載でも5回にわけて解説しています)。
聴診に関しては、本来の6回コース以外に、
 ” 聴診に特化した勉強会希望者のみ ” もさせてもらいました:2012年02月09日
聴診器を握りこんでまっすぐ線をひけば・・・ MR雑音が再現可能!

さらに、今後も看護師さん主体で講師を計画してくれているようです:
左から:田辺さんと勝山さん(今回の講師)・桝井さん・竹村さん・高見さん(チームリーダー?)
+ 男性陣があと2人です!(小池さんと山崎さん)
チームリーダーは救急認定看護師の高見 祥代さんで他のメンバーも・・・ 
アレ? 気づけば、救急/ICU関連の方、さらに ICLS に関わられているメンバーが多いかも・・・。
とにかく看護師さんが主体的にやっていくことはスゴイことだと思います
                                                                                (数年後には全国に講師で招聘されていたりして・・・)。
これからも、チームメンバーが拡大する・・・かな。繰り返して頑張りましょう!

ちなみに上記の楽しく習得するために・・・の項目で
 ①は、なんちゃって院内認定制度:検討したいですね・・・
 ②は、ハンコ制度は実践中!
 ③は、看護師発の臨床研究ネタは総合内科 和田 幹生先生も絡んで動いています!
 ④は、医学界新聞で皆さんの顔やコメントが掲載されています!

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