2012年7月10日火曜日

GPEP:7月7日(土)/ 8日(日)

7月7日は七夕・・・ですよね。
当院のスタッフの息子さんの願いごとは 『 (仮面ライダー)フォーゼになりたい! 』 だそうで、
うちの娘の願いごとのひとつは 『 プリキュアになりたい! 』 でした。
2つめの願いごとは切なすぎて書けません・・・
皆さんの願いごとはどうでしょうか? どこかで笹に短冊をつるしましたか?

会えないひとに逢える 逢える ・・・という漢字はドッキリしちゃいますね)・・・ というのが七夕ですが、
今回はその七夕に GPEP が岐阜で開催されました。
※ GPEPの詳細は、横のリンク、から見ていただければわかります。
滅多に会えないメンバー(GPEP コアメンバー)に会えるので、個人的には楽しみでした。
当院からは、総合内科スタッフの渡邉 力也先生も参加でした(渡邉先生にとっては、お世話になった先生との再会もあったようです!)。

また参加者にとっては、(思想が相う)仲間との出会い は、
キャリアに悩む若手・中堅には、貴重な経験です。

実は2年前には福知山@当院/三和荘 で行いました(自分のブログ経験の始まりでした)。
http://gpepws5.blogspot.jp/2010/05/blog-post.html
さて、今回は岐阜で行ったのですが、地域医療の領域ではとても高名な吉村 学先生の様々なアイディアで、とても楽しい会になりました。
初日には、患者さんや家族、ケアマネさんとかも交えた勉強会になりました:詳細は・・・(Facebookの 『 ジェネラリストのこれからを考える会 ワークショップ GPEP in Gifu 』 参照になるのでしょうか?) 伝えきれませんが、患者さんの自宅訪問などもさせてもらいました。

吉村 学先生からの案内の抜粋です
***** ここから *****
※地域の中で、多職種で、住民さんも参加して、研修医をどのように育てていくのか、揖斐や岐阜での「地域医療研修」の現場から実際の事例とのかかわりを再現しながら考えていく、そんな試みを考えて準備しています。

※キーワード:「むちゃぶり実習」「ごちゃまぜIPE」「チームの一員」「置き去り実習」「お泊まり実習」「千手観音(エグザイル)ダンス」「日々の振り返り」「皆が先生役」「家庭医療の原理ACCCC勉強会」「400倍・40倍・4倍の三つのレンズ」 "Community-based Medical Education(CBME)"の4軸などがキーワードです。

※当日は沢山の「先生役」である多職種の皆さんや住民さんにもご協力いただいて登場してもらう予定です!

※実際の教育の場面を再現しながら参加者の皆さんとインタラクティブにディスカッションしつつすすめていきたいと思います。

***** ここまで *****

自分たちのチームは、ご子息の居住地(岐阜)から、ある程度離れた地域にお住まいの老夫婦(ともに慢性疾患に罹患)が、岐阜という新しい地域の(医療サービスを含む)多目的居住空間に移住し、新しいコミュニティを形成していく・・・という、 福知山の事情も他人事ではないなぁ・・・ と実感しました。
岐阜シティタワーの医療・福祉フロアについてはこちら:http://www.gifucity-tower43.jp/sansan.html
※ 研究もされているそうで、またいろんなDataをみせてもらいたいなぁと思いました

その後は、ジェネラリストに必要なスキル・・・として、コアメンバーからWSネタを提供しています。
初日の後半+翌日の前半にWSが3つあって、そのうち2つを選択してもらいました。
臨床倫理 と 医療コミュニケーション で、自分自身は、活きた身体所見を取る方法(身体所見の小テスト) という持ちネタをさせてもらいました。時間切れになるのは、承知のうえ・・・という参加者には不親切なWSではあったのですが、重要なことは繰り返し行うこと+意識を高めてもらうことなので、了解してもらいました。
※ 身体診察に関連するアンケートも同時に行っており、今後は当院スタッフの渡邉 力也先生に積極的に関わってもらうことにしています・・・

夜はもちろん、懇親会!(飲み会・・・ですが)。 こういうところで、大きなところ(Core value)を共有している仲間、いろんな道を進んでいる仲間との話ができることが重要だと思います。

2日目の後半には、 『 専門医と総合医のコラボレーション 』 という演題名で、
岐阜市民病院 呼吸器内科の石黒 崇先生にご講演いただきました。

とても素晴らしい講演で (開始時には、完全Awayな環境の中で・・・ と言われていましたが・・・)、
聴衆が引き込まれていました。
臓器別専門医であっても、
緩和ケア という視点/キーワードから 総合的に人を診れる医師 に・・・
というニュアンスの発言が、大きなヒントかなとも思いました
(GPEPのコアメンバーの山本 亮先生@佐久総合病院もそういった存在だと思います)。

なかなか難しい話ではありますが、自分自身は、
◆ 地域基幹病院から地域医療を少しでも支える病院総合医であり続ける
+ 
◆ 将来、家庭医療の世界に飛び出す中堅~若手に急性期病院での医療の一部分を診てもらう

◆ 急性期病院のスタッフ(臓器別専門医の先生方 + 看護師さんを含めたスタッフ)に
家庭医療や総合診療の考え方+地域全体を診ることを理解してもらう

ことを実践していくことを目標にしていくのだろうなと思っています。

本当にありがとうございました。

さて、総合なんちゃら関連では、来週にも東京で 『 Generalist Japan 』 という集まりがあります。
※ 詳細はFacebookからしか見れない・・・ と思ったら、HPもありました:http://www.medical-studio.jp/event/gj2012/

また週末が潰れてしまいますが・・・ 体が潰れないように 、頑張ろうと思います・・・

次回のGPEPは・・・ まだ開催予定が未定ですが、またどこかで開催されるはずです・・・
ので、こうご期待!

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